おひとり様の坂本由紀夫さん(仮名、55歳)は、50代、現役のうちにマンションを購入したほうがいいのか、迷っています。結論から言うと、特におひとり様は、定年前に持ち家になるほうがいいでしょう。しかし、それには四つの条件があります。(生活経済ジャーナリスト 柏木理佳)
マンション価格の下落、金利上昇、それでもおひとり様は、持ち家がいい理由
都心のマンションが高騰していると、今盛んに報道されています。しかし、今後もずっと高騰が続くとは言い切れません。たとえ購入したマンションが下落しても、利息分の返済額が増えても、おひとり様は、購入したほうが損をしないケースが多いです。また、これから金利が上がると、銀行はこれまでのように簡単にローンを貸さなくなるでしょう。
高齢の一人暮らしは、一般的に、賃貸マンションは借りづらくなります。一方、購入すれば、賃貸よりも広い部屋に住めるので、おひとり様には必要な友達なども呼びやすくなります。さらに、住宅ローン控除もあります。
でも、いいことずくめではありません。おひとり様が、損をせずにマンションを買うには、四つの条件があります。
いったい、どんな条件なのでしょうか。