ドナルド・トランプ氏は人々を首にすることで名声を築いた。ジョー・バイデン大統領は自身のチームに並外れた「雇用保障」を与えている。バイデン氏は過去3年間に相次いだ危機の中で、政権メンバーの解任を求める圧力に抵抗してきた。アフガニスタンからの米軍撤退を巡る混乱の後、国家安全保障顧問たちを更迭すべきだとの訴えをはねつけた。また、メキシコとの国境を越えて米国に来る不法移民の増加を理由に閣僚や上級補佐官を解任することも、世論調査の結果が振るわない中で自身の選挙陣営を刷新することも拒否してきた。バイデン氏は、大統領就任後間もなく議会で自身の政策が行き詰まったように見えた際も、人事の大規模な刷新を行わなかった。ハビエル・ベセラ厚生長官の仕事ぶりに政権内外から不満が出ているにもかかわらず、同長官の更迭を拒んできた。
バイデン氏は部下をクビにしたがらない
入院を報告しなかった国防長官の更迭要求も拒否
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