台湾の住民が13日、中国政府に最も嫌われている候補を次期総統に選んだことを受け、警戒や懸念を示す報道であふれている。中国系の人々による民主主義を台湾が実証してみせたことをまずは祝ってはどうだろうか。台湾の有権者たちは、三つどもえの活発な選挙戦の末に与党・民進党の頼清徳副総統を40%の得票率で選出した。頼氏は勝利演説の中で「2024年という世界的な選挙イヤーにおいて、この最も期待された最初の選挙で、台湾は民主主義陣営の最初の勝利を成し遂げた」と述べた。頼氏は2位となった国民党の侯友宜氏に6ポイント以上の差をつけて勝利した。教育費など、台湾内部の問題を重視した柯文哲氏は、26%の得票率で3位に終わった。
【社説】台湾での民主主義の勝利
有権者は中国に自治がどのようなものかを示した
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