ジョー・バイデン米大統領は2024年に入り初めての選挙集会で、人工妊娠中絶の権利擁護を訴えた。中絶の合憲性を覆した米連邦最高裁の判断を巡りドナルド・トランプ前大統領を厳しく非難。中絶の権利を取り戻すため自身の再選を女性らに訴えた。バイデン氏はバージニア州北部の党集会で「ドナルド・トランプはあなた方がこの問題で投票を行わないことに賭けている」とし、「私は彼が間違っていることに賭けている」と訴えた。民主党は最高裁が中絶の合憲性を覆した2022年以降、同党に有利に働いてきたこの問題を前面に押し出している。集会には大統領夫人のジル・バイデン氏やハリス・カマス副大統領らも参加。バイデン氏の演説は、ガザ問題でイスラエル支持を表明している同氏の姿勢に反対する10人余りの抗議者によって何度も中断された。
バイデン氏、人工妊娠中絶の権利擁護を訴え
民主党、厳しい選挙戦で中絶の権利問題を最重要の争点と認識
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