3位はベネッセHD
4位はいよぎんHD

 3位は、ベネッセホールディングス(平均年収940.5万円、平均年齢46.3歳)。教育大手のベネッセコーポレーションなどを傘下に持つ持ち株会社だ。実はベネッセHDも、東京都ではなく岡山県岡山市に本社を置いている。

 ベネッセの前身は、中学校向けの図書や生徒手帳などを発行する福武書店(1955年創業)だ。その後、高校生向け模擬試験や通信教育などに参入して事業を多角化し、1995年に社名をベネッセコーポレーションに変更。2009年に持ち株会社制に移行した。

 4位は、いよぎんホールディングス(平均年収939.3万円、平均年齢41.5歳)。愛媛県に根差した地方銀行、伊予銀行を傘下に持つ持ち株会社だ。本店所在地はもちろん、県庁所在地の松山市となっている。

 5位は、中国電力(平均年収809.0万円、平均年齢42.3歳)。言わずと知れた、中国地方などを供給区域とする電力大手だ。本社所在地は、広島県広島市である。

 6~10位は、ニッポン高度紙工業(797.5万円)、四国電力(760.2万円)、中電工(748.3万円)、ジェイ・イー・ティ(743.3万円)、山口フィナンシャルグループ(727.9万円)と続いた。

 著名な企業を見てみると、大手自動車メーカーのマツダ(658.8万円/17位)、カフェチェーン「サンマルクカフェ」の運営企業を子会社に持つサンマルクホールディングス(544.2万円/37位)などがランクインしていた。

 そのほかにも、四国銀行、高知銀行といった地方銀行や、中国地方を中心に展開するコンビニチェーン「ポプラ」の運営企業も上位98社に含まれていた。各社の順位と平均年収は、どうなっているのか。ぜひ、次ページ以降のランキングを確認してほしい。

(ダイヤモンド編集部 濵口翔太郎)