「今度こそ痩せたいなら最初にやるべき『1つのダイエット法』とは何か」
そう語るのは、これまでネット上で若者を中心に1万人以上の悩みを解決してきた精神科医・いっちー氏だ。「モヤモヤがなくなった」「イライラの対処法がわかった」など、感情のコントロール方法をまとめた『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』では、どうすればめんどくさい自分を変えられるかを詳しく説明している。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、考え方次第でラクになれる方法を解説する。(構成/種岡 健)
ダイエットは「運動」ではない
「どれだけ運動をしても痩せることができません」
という悩みをよくいただきます。
そういう人は、普段からきちんと運動時間を取るようにしていたりします。
それでも痩せないんですよね。
ということで、精神科医として「おすすめのダイエット法」について語りたいと思います。
「激しい運動」に要注意
ダイエットは、運動だけで痩せるとは限りません。
運動は、たしかにカロリーを消費するものです。
しかし、摂取するカロリーが多くなってしまうとあまり効果がありません。
特に、激しい運動は、よけいにお腹が減ってしまい、せっかく運動したのに「ドカ食い」をしてしまってよけいに太る、という悲しい結果に終わってしまうのです。
なので、ダイエットをする上では、消費するカロリーだけではなく、摂取するカロリーにも気を配る必要があります。
「ストレス」が原因
食べすぎてしまうのをやめられないのは、「日々のストレス」が強すぎるせいです。
人は、ストレスによって太りやすくなることがわかっています。
日々のストレスを減らすために「糖分」や「脂質」の多い食事を摂取しがちになります。
それだけで減量から遠のいてしまいます。
そこで、ぜひやっていただきたいのが、脂っこい食べものや甘いものに手が出る前に、「簡単に食べられてさっと小腹を満たせるような軽食」を携帯しておくことです。
たったそれだけで、ストレスによるドカ食いを減らしていけます。
人間はガマンを続けることができない生き物です。
運動はほどほどにして、ストレス発散で「気持ちいい」と感じる範囲でおこなうようにしましょう。
(本稿は、『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』の著者・精神科医いっちー氏が特別に書き下ろしたものです。)
精神科医いっちー
本名:一林大基(いちばやし・たいき)
世界初のバーチャル精神科医として活動する精神科医
1987年生まれ。昭和大学附属烏山病院精神科救急病棟にて勤務、論文を多数執筆する。SNSで情報発信をおこないながら「質問箱」にて1万件を超える質問に答え、総フォロワー数は6万人を超える。「少し病んでいるけれど誰にも相談できない」という悩みをメインに、特にSNSをよく利用する多感な時期の10~20代の若者への情報発信と支援をおこなうことで、多くの反響を得ている。「AERA」への取材に協力やNHKの番組出演などもある。