東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額、溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。ベンチャー企業に入社してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年で独立。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だった。その投資法を1問1答のクイズ形式で楽しみながら学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。

【新NISAにも役立つ】「決算前後で稼ぐ人・大損する人」売り時の決定的な差Photo: Adobe Stock

1問1答<4択>でわかる!
小型株集中投資で1億円

【新NISAにも役立つ】「決算前後で稼ぐ人・大損する人」売り時の決定的な差

「決算またぎ」の判断はどうする?

Q38 保有株を決算発表前に売るかどうかの考え方として、適切でないものを1つ選んでください

1 2週間前に買ったばかりの株が、決算前に株価を5%ほど下げてしまった。時価総額100億円程度で、長い目でみても、まだ成長すると判断できるので、このまま保有し続けよう
2 半年前に買った株が、あっという間に3倍に。半年前の目標は1年後に時価総額1000億円で、現在は時価総額800億円。そろそろ成長のピークに近づいてきた気もするが、目標まで少し足りないので、このまま保有し続けよう
3 2週間前に買ったばかりの株が、好決算への期待感からあっという間に1.5倍に。時価総額500億円程度で、まだ成長余力はありそうだが、好決算への期待が少しでも外れると株価が急落する可能性もあるので、決算前に売ってしまおう
4 半年前に買った株が、決算発表前に株価を10%程度下げてしまった。決算内容が悪いのではないかと警戒され、大きく売られてしまったようだ。時価総額300億円と、まだ成長余力はありそうだし、業績が急激に落ち込むような材料も見当たらないので、このまま保有し続けよう

ヒント 株を売るタイミングの判断は、投資戦略全体の「進ちょく率」によって変わります。想定より短い期間で上昇してしまった場合は、ある程度早めに売ってしまっても問題ないでしょう