「メンタルが強すぎる人」のたった1つの特徴

「メンタルが強すぎる人の特徴とは何でしょうか」
そう語るのは、これまでネット上で若者を中心に1万人以上の悩みを解決してきた精神科医・いっちー氏だ。「モヤモヤがなくなった」「イライラの対処法がわかった」など、感情のコントロール方法をまとめた『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』では、どうすればめんどくさい自分を変えられるかを詳しく説明している。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、考え方次第でラクになれる方法を解説する。（構成／種岡 健）

メンタルの強弱とは？

　メンタルの強さ、弱さという表現があります。

　どんな人が「メンタルが強い人」と言えるのでしょうか？

　メンタルの強さ、弱さはあくまで「相対的なもの」です。

　神経質で繊細で傷つきやすい人。

　自分をすぐに責めるクセがある人。

　何かを途中で諦めてしまう人……。

　さまざまなタイプの人が「メンタルが弱い」と評価されます。

　そんな個人のメンタルの評価は、観測する人や見る人によって変わり、“誰と比べるか”によって変化するものなのです。

　そんなメンタルの強弱を自己評価するとき、自分に自信がなく、自己評価が低い人は、「周りに比べて自分のメンタルは劣っている」と自己評価してしまう傾向にあります。

　逆に、メンタルが強いと言われる人は、無意識のうちに、自分のメンタルヘルスに対する自己評価が周りの人に比べて高い傾向にあります。

「わざわざ言葉にする必要もないでしょう？」というくらい、当たり前の感覚として身についているので当人は気づいてすらいないこともある。

　では、どうすれば、そのような特性を身につけられるのでしょうか。

　それは、「失敗」や「挫折」を繰り返すことです。

　それにより、メンタルの自己評価は、ゆっくりと高まっていきます。

（本稿は、『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』の著者・精神科医いっちー氏が特別に書き下ろしたものです。）