新NISAで買うべき、高成長株の選び方を解説! 新NISAでは、利益が大きいほど非課税でトクする分も大きくなります。したがって、株価が数倍になるような高成長株を狙うのは、新NISAのメリットが最大になる投資法といえます。ただしリスクも高くなるので銘柄選びが重要です。『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 買うべき株&投信77 2024年度版』から、高成長株の選び方とオススメ銘柄の例を紹介します。
成長の勢いが強い企業は株価も急騰の可能性
“尖った”ビジネスを行なっている銘柄を狙え!
新NISAは、普通なら利益に約20%かかる税金が、いくら儲けてもゼロ。つまり利益が大きいほど、その20%分のトクも大きくなります。そこで成長株で値上がりを狙うのはオススメの投資法です。
成長株でも、“長期で着実な値上がりを狙う”方法と、“リスクをとって、できるだけ大きな利益を目指す”方法がありますが、今回は後者の、株価が数倍になるような“大化け”期待の銘柄の選び方を紹介します(前者の長期保有向き安定成長株の選び方とオススメ銘柄は、こちらの記事を参照)。
狙いどおりにいけば、新NISAのメリットが最大になる投資法といえます。
大化け狙いの株では、何より成長性が重要。上場から数年のフレッシュな企業は特に狙い目です。
成長過程の企業は、開発や人材のために資金を投じていて、利益がまだ不安定だったり赤字だったりすることも珍しくありません。その場合は、売上の伸びを見るといいでしょう。
拡大画像表示 ※データは2023年11月10日時点
黒字に転換したばかり、あるいは近い将来に黒字転換が予想される銘柄も注目です。これまでの努力が花開いて、一気に業績が拡大する可能性があります。
高成長企業として脚光を浴びているAIベンチャー、Appier Groupなどは、その代表例といえます。
事業の内容も要チェック。強いニーズがあり、かつライバルが真似できない“尖った”ビジネスだと高成長が続きやすく期待が持てます。
ただ、高成長株はリスクも大きくなります。安心感のある高配当株や、安定成長株と組合わせるのがオススメです。
また“期待外れ”となる可能性もあるので、早めに売ることも選択肢に。成長のストーリーが崩れたら売って、他の有望な株に入替えるのが得策です。売却すると翌年にその分の非課税枠が復活する、新NISAの特徴を活かしましょう。
※本稿は、ダイヤモンド・ザイ編集部編『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 新NISAで買うべき株&投信77 2024年度版』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。