アントニー・ブリンケン米国務長官は13日、2018年からロシアで不当に拘束されている米海兵隊の退役軍人ポール・ウィーラン氏と12日に電話で言葉を交わしたことを明らかにした。そのうえで、バイデン政権は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者を含め、ウィーラン氏およびその他不当に拘束された米国人が解放されるまで尽力し続けると述べた。ウィーラン氏は20年の非公開裁判で、本人が否定しているスパイ容疑で有罪判決を受けており、米ロによる囚人交換の交渉で対象となっている。同氏の拘束以降、両国は2度の囚人交換を行っている。米政府はウィーラン氏の拘束を「不当拘束」と認定している。ブリンケン氏は「ポールを帰国させるための集中的な取り組みを毎日続けている。ポールやエバン・ゲルシコビッチ記者、不当に拘束されているすべての米国人が愛する家族のもとに戻るまで努力を続けていく」と述べた。
米国務長官、ロシアが拘束のウィーラン氏と電話
元海兵隊員と会話 WSJ記者を含む不当に拘束された米国人の解放まで尽力
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