最近のメディアでの議論から判断するに、2024年の米大統領選挙は「忍び寄る認知症と激しい精神病質の闘い」として要約できる。しかし、そこではもっと大きなものが争われている。西側諸国の未来だ。  ジョー・バイデン大統領は欧州の安全保障が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナ侵攻を阻止することにかかっていると考えている。ドナルド・トランプ前米大統領はウクライナの運命について、よく言っても無関心だ。