高級寿司から海鮮丼まで、3つの海を味わう
寒流と暖流が流れ込む「響灘」、潮の流れが速い「関門海峡」、干満差が大きく、豊かな干潟が広がる「豊前海」の3つの海に囲まれた北九州市は、九州の中でも魚種も豊富で魚がうまいことで知られています。江戸前をベースにそれぞれの店で工夫を凝らした高級寿司店も多く、世界中から人気店を目指して北九州市に来るという旅行者も少なくありません。
極上の素材が、食材のよさはもちろん、職人の技が重なり合って完成する寿司をぜひ味わってみたいもの。予約がなかなか取れない店もあるので、予約が取れてから旅の計画をするのもありかもしれません。
北九州の魚が美味しいのは前述のとおりですが、高級店だけでなくリーズナブルな町のお寿司屋さんのクオリティの高さも特筆すべき点。市場の中にある店や、魚卸問屋の直営店、リッチなネタが味わえるカジュアルな回転寿司などなど、気取らずに美味しい魚を味わえる店もたくさんあります。
また、各区に地元で愛される店があり、50年以上続く老舗でも敷居が高くないので入りやすいので、中心地からひと足延ばしてみるのもよさそう。大将や地元客とのコミュニケーションも、寿司ならではの魅力です。おすすめなどを聞きながら北九州の魚を味わってみては。
寿司よりもさらにカジュアルに楽しめるのが海鮮丼。海の近くの町はどこも海鮮丼が大人気ですが、北九州市にもさまざまな海鮮丼の店があります。市場や産直の中にある店では、その日水揚げされて締めたばかりの魚が丼に盛られ、プリプリとした食感が楽しめます。鮮度抜群の旬の地魚を丼で豪快に堪能しましょう。
また、全国に知られるマグロの大卸が営むマグロ丼を味わえる旦過市場の店もおすすめ。ちょっとずついろいろな魚を味わうもよし、ひとつの魚のいろいろな部位を楽しむもよし、北九州市の海の幸を丼でどうぞ。
※本記事は、2024年2月19日現在のものです。