北九州は「鉄鍋ぎょうざ」「焼きうどん・カレー」の発祥地、そして知られざる海鮮天国だった!写真提供:地球の歩き方編集部

海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「北九州は『鉄鍋ぎょうざ』『焼きうどん・カレー』の発祥地、そして知られざる海鮮天国だった!」です。北九州市には全国的に知られていない名物がいろいろあるんです。B級グルメや麺類の充実ぶりはなかなかのもの。また、3つの海に囲まれた地形は美味しい魚が獲れることでも知られる海鮮天国。独自の寿司文化があるので、お寿司もぜひチェックして!!(写真・文/地球の歩き方 北九州市 編集担当 Travel Lab.)

北九州市発祥の3大グルメをチェック!

北九州は「鉄鍋ぎょうざ」「焼きうどん・カレー」の発祥地、そして知られざる海鮮天国だった!昭和33年創業の「本店鉄なべ」

 鉄板のせスパゲティに着想を得て生まれた「本店鉄なべ」のぎょうざ。熱々のまま料理を提供できるよう18センチサイズの鉄鍋を特注し、パリッとした小ぶりの食感を楽しめる鉄鍋ぎょうざは、鉄の町北九州市のイメージとマッチしてたちまち人気となりました。

 また、「ぎょうざを通じて八幡の魅力を発信しよう」と「八幡ぎょうざ協議会」が発足し、加盟店は約50店。鉄鍋をはじめさまざまなバリエーションがありますが、せっかくなら鉄鍋ぎょうざを味わうのがおすすめ。それぞれ皮や具にこだわりがあるので、チェックしてみて!

北九州は「鉄鍋ぎょうざ」「焼きうどん・カレー」の発祥地、そして知られざる海鮮天国だった!元祖「だるま堂」の焼うどん

 北九州市の中でも小倉が発祥とされる「焼うどん」。先日火災に遭った鳥町食道街の「だるま堂」の初代店主が焼きそば用の麺がなかったため、ゆでたうどんを代用したところモチモチ食感が好評だったのがはじまりとされています。

 現在は「小倉焼うどん研究所」が結成され、「キャベツは若松産」、「小倉の地酒で香り付けをする」などの細かいルールのもとで、いろいろな店が「小倉焼うどん」を提供しています。居酒屋や食堂、鉄板焼きの店など、いろいろなジャンルのお店で味わうことができます。

北九州は「鉄鍋ぎょうざ」「焼きうどん・カレー」の発祥地、そして知られざる海鮮天国だった!「プリンセスピピ門司港」の焼きカレー

 明治から昭和のはじめにかけて国際貿易港として栄えた門司港。当時は多くの洋食店が並び、西洋と東洋の食文化を織り交ぜたメニューが誕生しました。焼きカレーもそのひとつで、かつて門司港にあったとある喫茶店で、余ったカレーをオーブンで焼いたところ美味しく仕上がったため新メニューに採用されたのが始まりだとか。

 いろいろな店がルーや具、トッピングなどで個性を競い合っていて、バリエーションも豊富。ホテルのレストランや町の食堂、喫茶店など、いたるところで焼きカレーに出合うことができます。