3位は不動産投資の地主
5位はお台場のテレビ局

 3位は地主で、平均年収は1697.1万円、従業員数は58人。地主は2022年1月に日本商業開発が社名変更してできた会社だ。特定の業態やテナントの専用の建物を所有するのはリスクがあるという考えから、土地だけに投資するというスタイルを確立。土地を購入してテナントに20~30年程度の長期契約で貸したり、貸している土地を地主リートという不動産投資商品にして販売したりする「JINUSHIビジネス」を行っている。

 4位はショーボンドHDで、平均年収1605.3万円。2022年版でも4位だった。同社は橋梁、高速道路、トンネル、鉄道をはじめとする社会インフラの補修・補強工事の専業。単体従業員数は9人だが、連結の従業員数は1000人弱いる(2023年6月の数字)。

 5位はフジ・メディア・ホールディングスで、平均年収は1580万円、従業員数は48人。フジサンケイグループの持株会社で、フジテレビジョン、ニッポン放送、BSフジなどを子会社に持つ。

 平均年収が1500万円以上の企業は以上の5社。1200万円以上の企業は19社あった。19社の内訳を業界別に見てみると、情報・通信が5社と最も多く、医薬品が3社、証券・商品先物が2社、銀行が2社。卸売業、不動産、建設、繊維製品、化学、鉄鋼、サービスは1社ずつとなった。

 次ページ以降では6位以下の会社も含め、計500社を掲載している。1000万円以上の企業は58社あった。ぜひ、チェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 吉岡綾乃)