米国民が現在ほど家計を食費に充てていたのは、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の時代で、「ターミネーター2」が劇場公開され、C+Cミュージック・ファクトリーの曲がビルボードのチャートで上位を占めていた頃だった。消費者が2022年から23年の大半の時期に猛烈なインフレに耐えた後、物価は全体的に落ち着いた。だが、食料価格は上がり続けている。労働省の統計によると、1月の飲食店における価格は前年同月比5.1%上昇し、食料品価格は同1.2%高となった。こうした消費者の負担はすぐには軽減されそうにない。レストランや食品会社の幹部らは、労働コストの上昇や、カカオの価格など上がる一方の一部の原材料費の問題に引き続き直面していると述べる。消費者はこれに対処する方法を見つけるだろう、とこれらの幹部は話している。