誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【新入社員必見】ライバルに差をつける! アドバイスを活かせる人、活かせない人の決定的な違いPhoto: Adobe Stock

忘れてはいけないこと

今日から新年度が始まり、新入社員のみなさんが晴れて社会人デビューする日でもあります。これからいろんな壁にぶつかり、悩みを抱え、まわりにアドバイスを求めることがあるでしょう。

アテクシ自身も悩みを抱えたときには、知人にアドバイスを求めることがありますが、そのなかで忘れてはいけないことがあるんです。

それは、自分自身のことをよく知らなければ、他人のアドバイスは役に立たないことがあるという点です。

自分のことをちゃんと知る

本来は大雑把なのに、自分のことを几帳面だと思い込んでいる人もいますし、その逆のケースもあります。

そのため、まずは自分の性格や特性を自分自身が正しく理解することが重要なのです。

しかし、自己評価はけっこういい加減なものです。自分の欠点を認めたくないために、自分のことを過大評価することもあります。

その結果、自分の知りたい情報だけを得ようとしてしまったり、自分にとって適切でないアドバイスを受け入れてしまうこともあるのです。

自分を見つめ直す勇気

自分を正しく知るためには、自分自身に対する“無意識の思い込み”“無意識の偏見”に気づくため、利害関係のない第三者からの意見を聞くことも有効です。

アナタをよく知る人の評価は、アナタ自身の自己評価より適切だと思ってください。

その客観的な指摘に対して、自己評価との違いから、違和感や反発心を抱くことがあったとしても、客観的な意見を謙虚に受け入れ、それを認めて、自分を見つめ直す勇気が必要です。

自己成長を加速する

自分を知ることは、他人からのアドバイスを適切に受け入れるためだけでなく、自己成長につながります。

自分のことを素直な気持ちで知ろうとする姿勢を大切にして、冷静に自己分析をすることが、アナタの成長を加速するでしょう。

それが他人からのアドバイスを最大限に活かす秘訣でもあるのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。