10年連続で算数オリンピック入賞者を輩出している彦根市発の知る人ぞ知る塾「りんご塾」。天才を生み出すそのユニークな教育メソッドを、塾長の田邉亨氏が初公開した書籍『10年連続、算数オリンピック入賞者を出した塾長が教える 「算数力」は小3までに育てなさい』(ダイヤモンド社刊)が、このたび発売になった。本記事では今回から3回にわたり、本書の中にも掲載している「小3が算数オリンピックで解いている問題」を紹介しながら解説しよう。 

子どもと一緒にやってみよう!

 りんご塾では算数オリンピックに入賞する子がたくさんいます。では「算数オリンピック」ってどのくらいの難度なの? と思われる方のために、2016年のキッズBEEトライアル大会で出された問題を紹介します。ちなみに「算数オリンピック キッズBEE大会」とは、小学1~3年生を対象にした大会です。

正三角形の紙を図1の順に折りたたんだ後、点線のところからハサミで切ってから広げました。広げた図は(あ)、(い)、(う)、(え)のどれが正しいですか?
【小3が算数オリンピックで解いている問題に挑戦!】正三角形を折りたたんだ後、点線のところからハサミで切って広げると?