電気自動車(EV)の新興企業はかつて、EVを十分に速いペースで製造できないことが最大の課題だと語っていた。今度はEVの販売で難題を抱えている。  米新興EVメーカーのリビアン・オートモーティブとルーシッド・グループは先週、今年の生産台数について市場予想を下回る見通しを発表。金利上昇と景気の先行き不透明感で、EV需要が打撃を受けていると説明した。  電動ピックアップトラックを手掛けるリビアンは今年、昨年とほぼ同数の5万7000台を生産する予定。ルーシッドは、昨年よりわずかに多い9000台の生産を目指すという。両社とも力を注ぐのは顧客を見つけることだと話している。