米大統領選に向けて27日に行われたミシガン州予備選の陰に隠れたニュースは、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を支える政治グループが、二つの接戦州ジョージアとアリゾナ)で同氏を無所属候補として登録させるのに十分な数の署名を集めたことだ。一方、民主、共和の二大政党は、ジョー・バイデン氏とドナルド・トランプ氏の再戦に向けて進み続け、何百万人もの有権者を意気消沈させている。トランプ氏は共和党の予備選で引き続き優位に立っており、ラストベルト(さびた工業地帯)のミシガン州はもともとニッキー・ヘイリー氏の牙城ではない。しかし、現職に準じる候補として出馬しているトランプ氏の得票率は68%と、投票総数の3分の2に届くのがやっとの状態だった。ヘイリー氏の得票率は27%だった。「支持候補なし」は3%。このほか2%は、ロン・デサンティス、クリス・クリスティー両氏ら選挙戦から既に撤退した候補を支持した。