頭の回転が速い芸人がやっていたこと
お笑いから情報番組までさまざまなメディアで活躍する山里くんは頭の回転が速い芸人の一人です。そんな彼とたまたま会ったときのことです。
楽屋でちょっとした雑談をして、お互いに席を立とうとしました。山里くんのカバンが私の近くにあったので、彼に渡そうとすると、異常なくらい重たいのです。私はなんとか持ち上げて、どうしてこんなにカバンが重たいのかと聞くと、山里くんは次々とカバンから本を出してくれました。小説や政治本、週刊誌、ムック本などその種類はさまざまです。
どうして、そんなに大量の本を持ち歩いているのか山里くんに尋ねると、「そうしないと落ち着かないから」ということでした。つまり、山里くんは移動中や休憩中にとにかくインプットを続けて、どんな話題にもついていけるように努力をし続けていたのです。
だからこそ、どんな番組に出ても話題についていけたり、どんなことを言うにもぴったりの言葉を選ぶことができるのでしょう。
このことからもわかるとおり、頭の回転を速くしたいのであれば、それだけインプットが大事です。なんとか言葉を出そう、速く考えようとしてもそれは無理をしているだけですが、インプットに裏付けされた頭の回転の速さは自然なものです。気がつけば考えるのが速くなり、言葉もすらすら出てくるでしょう。
誰でも実践できることですので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。