バラク・オバマ氏の大統領選の戦略を担当したデービッド・プラウフ氏がかつて使った言葉を借りれば、ジョー・バイデン大統領の再選可能性を懸念する民主党は、心配しすぎな「寝小便」集団に戻っている。多くの州の予備選が集中するスーパーチューズデーに向けた一連の世論調査の結果は、民主党の心配が近いうちに悲嘆と歯ぎしりに変わる可能性があることを示している。過去数日間に発表された四つの主要世論調査のすべてで、バイデン氏はドナルド・トランプ氏に対し劣勢となっている。トランプ氏との直接対決を想定したウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とFOXニュースの各調査では、バイデン氏は2ポイント差でリードされている。第3、第4の党の候補者を交えた選挙戦を想定したケースでは、その差はさらに大きい。シエナ大学とニューヨーク・タイムズによる共同世論調査では、バイデン氏はトランプ氏に5ポイントの差を付けられた。ブルームバーグ・ニュースの調査では、バイデン氏は接戦州で惨敗しそうな状況になっている。
【社説】米大統領選、民主党に募る不安
スーパーチューズデー目前、全ての主要世論調査でバイデン氏が劣勢
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