現役美容部員のBAパンダさんが、幼なじみのマンガ家吉川景都さんにメイクを教える大人気美容マンガ、待望の続編『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』。本書には「今回も共感しかない」「相変わらず目からウロコ」「今年のベストバイだった」などと、SNSで口コミが広がっています。
今回は「メイク落とし」のコツについて聞きました。「肌がつっぱるくらい、さっぱり汚れが落とせた!」と考えていませんか?

【マンガ】1万人を接客した美容部員が教える「メイク落とし」で大事なこと、目からウロコのコツ
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「クレンジング後肌がつっぱるのは、ちゃんと落とせた証!」これは、残念ながら誤解です

「丁寧にメイクを落としましょう」
 よく言われるセリフですね。「丁寧に=時間をかける」は残念ながら正解とはいえません。では時間以外に何で丁寧さを測ればよいのでしょうか。

 この疑問に答えるためには、そもそも「クレンジングは何のためにやっているのか?」さらに言うと「クレンジング後、肌がどうなっているのが理想の状態なのか?」を考える必要があります。

 結論を先に書くと「しっかり落ちているけれど、つっぱらない」が、クレンジング後の理想の状態です。

「少しつっぱっているのは、ちゃんと落とせた証!」……これは残念ながら誤解で、お肌にうるおいが足りていない状態になってしまっているかもしれません。クレンジング剤が、合っていない可能性も高いです。

 スキンケアにおいては、明確に「落とすべきもの」と「残すべきもの」が決まっています。落とすべきはメイク品、メイク品と混ざった皮脂や汗、付着したホコリなど。残すべきは肌のうるおいです。もちろん肌質によって「乾燥肌だから、“残す”を重視した方がいい」など濃淡はありますが、何を落として何を残すかは、万人共通です。

 この本質を忘れなければ、あらゆる場面で何をすべきかが見えてきます。

 たとえば、クレンジングで「水を使うかお湯を使うか」疑問が出た時。油汚れを落とすためには、冷たい水はよくないというのは多くの人が感じますよね(ミートソースのベッタリついたお皿を洗う時のイメージですね)。一方で、熱いお湯だと今度は必要な皮脂やうるおいも取り除いてしまいます。

 クレンジング剤のタイプや使用方法を正しく選び、きちんとメイクを落として肌の潤いをキープしましょう。

※この記事は『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』からの抜粋です(原稿部分執筆:BAパンダ)