現役美容部員のBAパンダさんが、幼なじみのマンガ家吉川景都さんにメイクを教える大人気美容マンガ、待望の続編『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』。本書には「今回も共感しかない」「相変わらず目からウロコ」「今年のベストバイだった」などと、SNSで口コミが広がっています。
今回は、「クレンジング」がテーマ。たくさんあるクレンジング剤、使い分ける方法は?共通の使い方は?
どんなクレンジングも「パーツごとになじませ、こすらず洗い流す」は共通
メイクを落とすときは
・いっきにつけず、パーツごとに丁寧になじませる
・洗い流すときはこすらない
というような、どのクレンジング剤にも共通する超基本の原則があります。
そのうえで、クレンジング剤により、アイテムの使い方のポイントは少しずつ違っています。
「なんとなく」クレンジングをせずに、ポイントを知るためには、しっかり説明書を読むことが大事です。
そもそもですが、「メイクを落とす」の中身を分解すると、実は4つの工程に分かれています。
工程1 メイク品とクレンジング剤を混ぜる
工程2 メイク品を皮膚から浮き上がらせる
工程3 クレンジング剤と水を混ぜる
工程4 メイク品を抱え込んだクレンジング剤を洗い流す
工場のマニュアルみたいになってしまいましたが、この4工程を適切に行うことが、イコール丁寧なクレンジングをする、ということです。なぜわざわざ分解して考える必要があるかというと、クレンジング剤の説明書に書いてある「注意事項」を、解像度高く意識するためです。
たとえば「工程1 メイク品とクレンジング剤を混ぜる」の段階では、「手や顔が濡れていてもOKか」を、「工程3 クレンジング剤と水(ぬるま湯)を混ぜる」の段階では、「乳化が必要か」を見ることになります。「工程4 メイク品を抱え込んだクレンジング剤を洗い流す」では、「ダブル洗顔が必要か」などを確認します。
どれも当たり前のことですが、なんとなくやっていると、こうしたチェック項目が漏れてしまっていることがあるかもしれません。クレンジング剤は、商品によりかなり使い方が違います。ぜひ説明書通りに使って、最大の効果を得られるようにしましょう。
※この記事は『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』からの抜粋です(原稿部分執筆:BAパンダ、スキンケア監修:皮膚科医 高瀬聡子)