全米不動産協会(NAR)や仲介業者との訴訟で歴史的勝利を収めた弁護士らは、反トラスト(独占禁止)訴訟の一環として、新たに著名投資家のウォーレン・バフェット氏に狙いを定めている。弁護士らは4日、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの主要な子会社に対する訴訟を起こした。原告らは10月、ミズーリ州でNARや仲介業者らが結託し、高い仲介手数料を維持していたと裁判で主張して18億ドル(約2710億円)の損害賠償が認められている。判事はこの金額を3倍以上の50億ドルに引き上げる可能性もある。被告となった仲介業者にはバークシャー・ハサウェイ・エナジー傘下のホームサービシズ・オブ・アメリカも含まれており、バークシャー・ハサウェイはバークシャー・ハサウェイ・エナジーの株式92%を保有している。
バフェット氏傘下企業、訴訟の標的に 不動産仲介巡り
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