ジェイミー・リーガンさん(24)は動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」への投稿で、5万ドル(約750万円)の学生ローンをスポーツ賭博で返済する考えを語ったが、初めは冗談に過ぎなかった。動画の再生回数が100万回に達した時、運命のようなものを感じた。「実現するはずだ」と思った。だがそうはいかなかった。ソーシャルメディア・フリーランサーのリーガンさんは、少しばかり資金を失い、3カ月後にはTikTokの動画配信をやめた。リーガンさんの試みには、若者、特に男性が身近に感じやすい二つの要素があった。それは、合法化が進み人気も広がるオンラインスポーツ賭博と、多額の学生ローンだ。米国では新型コロナウイルス流行を受けて猶予されていた学生ローンの返済が再開され、若者は負債を返済するための一か八かの方法として、スポーツ賭博に目を向けている。
米TikTok世代、学生ローンはスポーツ賭博で返済
米若者は学生ローン返済の方法としてスポーツ賭博に目を向けている
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