スーダン軍トップのアブドルファタハ・ブルハン統治評議会議長は昨年夏、首都ハルツームで準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」に包囲された際に、意外な協力者に助けを求めた。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領だ。  ゼレンスキー氏には、この要請を真剣に受け止める理由があった。ウクライナとスーダンの軍関係者によると、2022年にロシアがウクライナに侵攻した直後から、ブルハン氏がウクライナに武器をひそかに供給していたことが一つだ。