米空軍は操縦士を必要としないジェット戦闘機を開発している。地上9メートルを目標に向けて飛行したり、敵のミサイルに直進したりできる機体で、中国に対する抑止効果が狙いだ。従来型の軍用機のコストが高騰していることと飛行制御ソフトウエアの進歩で、空軍は新世代の無人ジェット機へとかじを切った。1947年に空軍が独立して以来、最も小さいタイプの軍用機群を強化しようとしている。空軍は、現在開発中の小型無人戦闘機を5年以内に数百機、最終的には少なくとも1000機欲しいと考えている。無人戦闘機は他の飛行機や地上の標的を攻撃するための武器を搭載し、F35戦闘機やB21新型爆撃機のような有人航空機に随伴して護衛するほか、偵察機や空の通信ハブとしても機能する。
AI戦闘機を開発する米軍、安価で野心的な計画
対中抑止を狙い小型ジェット無人機を導入へ
有料会員限定
あなたにおすすめ