コロナ禍を脱し、日経平均株価が過去最高値を記録するなど経済が大きく変わろうとしている。そんな中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。業界別・企業別に2023年「採用大学」ランキングを作成した。今回は、アクセンチュアと野村総研のコンサルティング2社のランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)
およそ5年前から
就業人口が増えてきた
コンサルティング業界では、5年ほど前から採用が盛り上がり、業界の就業人口が増えた。特にコロナ禍以降は、即戦力となる人材がますます必要とされるようになった。
特に、2020年頃からデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展し始めたことで、デジタル関連プロジェクトに参画できる人材が即戦力と見なされるケースが増えた。
そんな中、企業の戦略立案(上流)から実行支援やシステムの実装(下流)までを包括的にサポートする総合系コンサル企業として、アクセンチュアと野村総合研究所が顕著な存在感を示している。
22年のアクセンチュアの採用大学ランキングでは、1位は慶應義塾大学、2位は早稲田大学、3位は東京大学。野村総合研究所の1位は早稲田大学、2位は慶應義塾大学、3位は東京大学で、両社とも同じ顔触れだった。
果たして、23年のランキングに変化はあったのだろうか。