1000万円超が2社
フリマアプリ「メルカリ」が5位

 2位は、ベイカレント・コンサルティング(東京都港区)で、平均年収は1117.6万円だった。従業員数は3310人、平均年齢は32.1歳。かねてデジタル関連案件に注力してきたコンサルティングファームである同社は、産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を追い風に好調が続いている。23年2月期の業績は、売上収益、営業利益、当期利益ともに前期に比べて大幅な増収増益だ。(参照『国内発コンサル「ベイカレント」爆速成長中!BIG4ら外資系にはない“3つの強み”』

 3位は、ファーストステージ(大阪府大阪市)で、平均年収は1068.8万円。従業員数は60人、平均年齢は34.8歳だった。大阪市内に投資用物件を多く持ち、マンション分譲や賃貸・建物管理を主力事業とする企業だ。

 4位は、プレイド(東京都中央区) で、平均年収は976.5万円、従業員数は267人で、平均年齢は34.1歳だ。同社はウェブサイトやアプリの顧客分析を行うCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」の開発・運営などを手掛けている。

 5位は、メルカリ(東京都港区)で968.3万円、従業員数は1232人で、平均年齢は34.6歳だ。同社は2013年に創業し、フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用を行っている。

 さて、これら5社を含め、平均年収が600万円以上だったのは85社だった。その内訳を見てみると、情報・通信業が38社、サービス業が30社、不動産業が10社だった。7位は、ベンチャー企業のエムスリー(東京都港区)で948.5万円、10位はサイバーエージェントで817.0万円だった。

(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)