2024年1月の現金給与総額の前年同月比
「毎月勤労統計調査」の速報によると、2024年1月の現金給与総額は前年同月比+2.0%だった。フルタイム労働者(一般労働者)は同+2.3%、パートタイム労働者は同+2.2%である。全体の伸びが各タイプを下回るのは、パートタイム労働者の給与額がフルタイム労働者に比べて大幅に低いことに加え、全体に占めるパートタイム労働者の比率が増えたためだ。
現下の賃金の動きを把握するためには、労働者の構成変化にも注意を払う必要がある。フルタイム・パートタイムの他に重要な視点が、女性雇用だ。