「ストーカー気質の人にしかわからないことは？」で出てきた異様に絶妙な回答・ベスト1

「ストーカー気質の人にしかわからないことは？」で出てきた異様に絶妙な回答は…。
そう語るのは、これまでX（旧Twitter）上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、著書『大喜利の考え方』を刊行した「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。（構成／種岡 健）

つい、やってしまうレベルのこと

「あるある」という概念は、よく聞きます。

　芸人の影響によって、「あるある」は日本中に浸透しました。

　その中でも、学校の思い出は、あるあるネタの宝庫です。

「プールに入る前の寒すぎるシャワー」
「修学旅行のグループ分けのときのドキドキ感」……

　誰もが経験した「共通体験」は鉄板ネタです。
　誰に言っても必ず伝わりますよね。

　人間だからこそ、ついやってしまっている「あるある体験」もあるでしょう。

〈お題〉
「ストーカー気質の人にしかわからないこと」選手権

〈回答〉
　気になった人のSNSをフォローし、
　その人がフォローしている人、フォロワー、
「いいね」した投稿まで、すべてチェックする

　実際にストーカーをしていたのではなく、ネット上でストーカーっぽくなる。
　そのあたりを異様についた絶妙な回答です。

　ちなみに、このお題は、ストーカー被害で困っている人もいるので、慎重に扱っています。

　なので、ストーカーではなく「ストーカー気質」という言葉を使っています。

　こうやってお題の表現をボカすことも重要なんですよね。

笑いは「癒し」をもたらす

　どんなに嫌だった経験でも、心の扉を開けて、第三者に晒すことで、「いいね」を得られます。
　そうして、過去の体験は浄化されていくのです。

　怒りも悲しみも、エネルギーに変えられます。

　だったら、あなたの考え方ひとつで、笑いや共感に変えてしまいましょう。

　そのトレーニングとして、「大喜利」は最適なのです。

　ぜひ、大喜利という場で、一緒に、つらい体験を成仏させましょう。

（本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。）