誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【精神科医がお悩みに回答】大切な父親の死を受け止められない……Photo: Adobe Stock

3年前に急逝した父の
死を受け止められない

Q. 20代後半の女性です。3年前に父が急逝しました。親孝行ができないまま、感謝の気持ちも伝えられないまま、突然会えなくなって後悔の念でいっぱいです。

受け止める自信がなくて父の死因もまだ聞けていません。前向きになれる方法、父の死と向き合う方法を教えていただきたいです。

A. アテクシも比較的早くに父を亡くしました。そして、「もっと一緒に過ごせたらな」という思いが何度も湧き上がったの。

それでも今は、「それなりに親孝行できていたんだろうな」と思えるようになったわ。死別は悲しみ以外に、後悔や怒りなど、いろんな感情が波のように打ち寄せるもの。

そのことを否定せず、追いかけず、眺めていくことが大事。時間はかかるけれど、自分なりに納得できる日は必ずきますからね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。