遅れても来ないよりはましだ。中国経済は2023年から24年初めにかけて苦境が続くが、3月分の先行指標は、4-6月期に向けて経済が一時的に回復したことを示している。中国国家統計局が3月31日に発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)は、業況の拡大・縮小の分かれ目となる50を上回った。これは昨年9月以来のことだった。また、同月の非製造業PMIは昨年6月以来の、中国経済メディアの財新伝媒とS&Pグローバルが1日発表した中国製造業PMIは1年1カ月ぶりの高水準となった。良いニュースは、この改善が恐らく本物だということだ。例えば、中国の輸出と世界の電子機器セクターは回復基調に戻ったとみられる。また、中国の資金調達環境が改善し、投資の後押しにつながっている。悪いニュースは、中国政府が過度な人民元安にまだかなり神経をとがらせているとみられることと、米国の金利が再び上昇していることだ。
中国経済、ついに底打ちか?
最近の経済指標には改善の兆しが見られるが、FRBなどがそれを台無しにする可能性も
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