ブラック企業に勤めながら、貯金0円から1億円を貯めた男の生活とは!?「給料が全部貯まっていくんです」と語り、独特の節約生活がSNSで大バズり! テレビ朝日、TBSなど、各種メディアや韓国や台湾、中国、タイ、ベトナムなど海外でも話題になったのが、絶対仕事辞めるマン氏だ。同氏の蓄財の道のりや、節約生活のすべてを明かした初の著書『1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活』が刊行された。節約生活のきっかけから、貯金の過程や具体的な節約テクニックまで、究極の節約思考とその実践法を丁寧に解説した1冊だ。今回はその刊行を記念し、内容の一部を紹介する。

1億円の貯め方Photo: Adobe Stock

「一生分の〇〇代を貯める」でリタイア生活をどんどん豊かに

 アーリーリタイアや老後資金の蓄積などを目指すと、目標金額はどうしても莫大なものになってしまいます。

「2000万円貯めるぞ!」
「5000万円貯めるぞ!」
「1億円貯めるぞ!」

 なとど壮大な目標を立てたまではよいですが、現状を振り返るとため息が出ることもあるでしょう。貯めても貯めても進んでいる感じがしませんし、たまのボーナスでも1%も進みません。

 確実に進んではいるものの、貯金する気力がなくなってしまっては元も子もありません。そこで、おすすめしたい……というか、私が実際にやっていた目標設定法を紹介します。それは「一生分の〇〇代を貯める」という考え方。

一生コーヒーを飲むには、いくらかかる?

 たとえば、「一生分のコーヒー代を貯める」を目指すとしましょう。リタイア後は1日1杯の缶コーヒー(100円)を飲むと決めたとします。リタイア期間を40年間とすれば単純計算で、
 100円×365日×40年=146万円
 あれば一生飲めますよね。なので、この146万円を「コーヒーの目標」として定めます。

 とにかくがむしゃらに146万円を貯めてしまえば……あなたは死ぬまで100円コーヒーが飲めます。やったー! 実際にはこの146万円を運用利回りで現在価値に割り戻して、さらに小さくしてもいいでしょう。

 具体的な数値で、金額的にもそこまで難しいものではないですよね。コーヒー一生分を達成したら、次なる目標は別のもの、たとえば「次は電気代を一生分稼ぐぞ!」と定めて貯金を続けます。

 こうすれば脳内リタイア生活がどんどん豪華になっていくのを実感できると思います。考えるだけでも楽しくなってくるものです!

(本稿は、『1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活』を抜粋、再構成したものです)