米動画配信大手ネットフリックスが業界トップの座を維持するのは必ずしも簡単ではない。ネットフリックスの1-3月期(第1四半期)は、四半期ベースで会員数の増加が続いた。有料会員の純増数は930万人となり、ビジブル・アルファがまとめたアナリストの公式なコンセンサス予想である480万人の2倍近くに達した。一部アナリストは、ネットフリックスの業績に注目する有力投資家が予想する真の目標レンジは極めて高い水準にあるとしていたが、公表された数字はこのレンジさえ上回った。今回の決算では、ネットフリックスが昨年開始したパスワード共有取り締まりの効果が続いていることが改めて示された。会員数はアカウントの「ただ乗り」防止策導入後の3四半期で3100万人超増加し、伸びはそれ以前の3四半期の2倍以上となった。
米ネトフリ「ただ乗り」禁止は順調、次の課題は
会員数の公表が停止されることになり、注目は売上高の伸びや広告にシフト
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