米国で捨てられる小銭 年間105億円分にもリワールドは2017年、ごみに混じった硬貨の回収事業を始めた CAROLINE GUTMAN FOR THE WALL STREET JOURNAL

 米ペンシルベニア州モリスビルの廃棄物処理場では、焼却されたごみを作業員が産業用機械に投入する。そこで金属は分離・選別され、その後、水で洗浄される。ご褒美は大量の硬貨だ。

 燃料への再利用を目的としたごみ焼却場を運営するリワールドによれば、米国人は年間6800万ドル(約105億円)相当の小銭を捨てている。同社はその「宝探し」をしている。7年前から始め、これまでに少なくとも1000万ドル相当の硬貨を回収した。