ほぼ無名の中国自動車メーカー、知豆電動汽車は2019年、中国政府が同社の製造する小型電気自動車(EV)への補助金を削減したことで販売が直撃を受け、経営破綻した。同社は現在、復活している。4月にボックスタイプの新型ミニEV「彩虹」を発売した。彩虹はパステル系の7色展開で、価格は約4400ドル(約70万円)相当からとなっている。中国では、国内需要の割に自動車メーカーの数が多過ぎることを示す兆候が広く見られる。だが、昨年末に国が支援するファンドや数十に上る他の投資家が知豆に新規資本を注入したことで、同社は再生を果たした。地元政府当局者は同社の復活を歓迎している。