米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は1日、政策金利は景気抑制的であり、インフレ率は再び低下する可能性が高いとの見解を維持し、政策上の選択肢を狭めないようにした。  しかし、物価と賃金の上昇圧力に関する指標が相次いで期待外れの結果となったことで、投資家はFRBの見通しよりも経済指標の今後の展開を重視するようになっている。  ルネサンス・マクロ・リサーチの経済調査責任者、ニール・ダッタ氏は「パウエル氏は何とでも言えるが、今後の展開は最終的にインフレ指標に左右されるだろう」と語った。