アクティビスト(物言う株主)とバリュー投資家が日本株に群がっている。スマートマネー(プロの投資資金)はおそらく何かに気づいているのだろう。米国株が突如再び金利高に圧迫される中、日本の企業統治改革のような長期の構造的なトレンドに乗るのは理にかなっているのかもしれない。事情に詳しい人物によると、米ヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントが住友商事の株式を取得している。住友商事にはウォーレン・バフェット氏も投資している。ブルームバーグがこの件について最初に報じた後、同社の株価は今週10%上昇した。エリオットだけではない。バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイは昨年、住友商事の保有比率を引き上げ、現在は同社株の8.3%を保有している。バフェット氏は2020年に日本の商社5社に投資して以降、大もうけしている。例えば、住友商事の株価はこの間、3倍以上に上昇した。