2位と3位は
老舗百貨店の運営企業

 2位は金沢市に本社を置き、百貨店を運営する大和で、平均年収は351.0万円、平均年齢は45.9歳だった。

 コロナ禍により、2022年2月期には、3億3000万円の当期純損失となったものの、コロナが収束に向かう中で、業績は回復傾向にある。

 こうした中、平均年収も前年の345.5万円(平均年齢45.1歳)から今回は5.5万円のアップとなったが、ランキング結果は前年の8位から一気に2位へとアップしてしまった。

 3位も同じく百貨店の井筒屋。1935年に北九州・小倉で創業した老舗百貨店だ。平均年収は353.5万円、平均年齢は49.5歳となった。

 4位は東北・北関東で「和食レストランまるまつ」などを展開するカルラで、平均年収は360.3万円、平均年齢は45歳だった。

 5位はクリーニング店を展開するきょくとうで、平均年収は369.3万円、平均年齢は45.8歳だった。

 6~10位については、新潟交通(388.5万円/48歳)、愛眼(391.8万円/46歳)、菊池製作所(392.5万円/45歳)、エフピー介護サービス(393.7万円/45.7歳)、幸楽苑ホールディングス(398.1万円/45.5歳)となった。

 なお今回、平均年収が400万円未満だった企業は11社。業種別では小売り業が6社と最も多く、サービス業が2社、陸運、金属製品、卸売り業がそれぞれ1社ずつとなった。

(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)