34年ぶりの円安相場で、FXの億り人が続出しています!『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門改訂第2版』で紹介している億トレーダーのひとり、ジュンさんはなんと生涯収支が15億円!数秒で決済するスキャルピングが得意で、1分弱で100万円の利益を上げた「神トレード」を紹介します。
秒単位のトレードを繰り返す超短期取引
2007年にFXを始めて、生涯収支が15億円のジュンさん。圧倒的な収益額だが、トレードスタイルはエントリーしてから数秒、数十秒後に決済するスキャルピングだ。1取引での利幅は数銭程度の場合がほとんど。
「1取引の利幅は数銭と小さいですが、取引量の大きさでカバーするスタイルです。利幅1銭でも100万通貨取引なら利益は1万円になります。
スキャルピングがやりやすいのはチャートが加速するところ。つまり『高値・安値付近』です。
買い手や売り手の心理になって『どこで買うか』『いつ損切りするか』とチャートを眺めると、重要な高安が見えてくるし、どこでトレードすべきかがわかります。安値を割れば買い手の損切りで勢いよく下がるし、高値を超えれば売り手の損切りで急騰します」
上か下か、どちらを狙うかは市場心理から判断する
ブレイクアウトを狙って「高値で買う」「安値で売る」手法はスキャルピングのセオリーのひとつだ。
「逆に高値超えできず下がるところを狙うこともある。3、4月の米ドル/円は介入警戒感が強く、上には行きにくかった。
『この高値ではブレイクしない』と判断したら、反落を狙って高値付近で売ることもあります。どちらを狙うかは、そこに至る流れや市場心理から判断します。
たとえば上昇トレンド中に買い手が損切りするのは明らかに方向感が変わったとき。『この安値は高値に近い、ここを割ったくらいでは損切りは入らないだろうし、むしろ新規の買いが入りそう』と考えたりします」
市場心理を想像しながら高安を観察するジュンさんの考え方、中長期トレードでも使えるはず!
※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」7月号より抜粋、加筆したものです。