億り人を多数輩出しているFXで勝つためには「時間」に敏感になるべし! 2人の億トレーダーの勝ち方をのぞき見!

店頭FXの取引高は過去最高となった2022年に続いて23年も1京円を超え。FXでの億り人も多数輩出している中、これからFXを始めたいと思っている人も多いことでしょう。『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門改訂第2版』の著者であるカリスマFXブロガーの羊飼い氏と一緒に、FXの面白さ、始め方、勝ち方など紹介していきます。

FXの年間取引高が2年連続1京円超え! 増えてる理由は急速な円安とコストの低下

 34年ぶりの高値を更新した米ドル/円。日本銀行は金融政策の正常化へ舵を切り、米国も利下げが間近。日米ともに中央銀行は転換点を迎え、通貨の水準も大きく変わりそうだ。

 そんな環境だからFXも盛り上がっている。店頭FXの取引高は過去最高となった2022年に続いて23年も1京円を超えた。

 22年から始まった円安で為替市場のボラティリティ(振れ幅)が拡大。1日で1円、2円と動く日も珍しくない。値幅が大きければ稼ぐチャンスも増える

 しかも円安が進んでいるのにFXの取引コストは手数料無料でスプレッドは0.2銭のまま。1ドル120円の時の0.2銭よりも150円での0.2銭のほうがコストの比率は小さい。円安の進行でFXの実質取引コストは低下しているのだ。

 FXの億り人が昨年から急速に増えているのは、こうした背景のためだ。それも単なる億り人じゃなくて1年間で億を稼ぐ「年億」なんて言葉も頻繁に目にするほど。

 その取引スタイルはさまざまだ。数秒で決済してしまうスキャルピングは最近の流行で、実質コスト低下の恩恵を最も受けやすいスタイルでもある。

 FXの王道ともいえる数日程度で決済するスイングトレードもボラティリティの拡大でやりやすくなっている。なかには早朝を狙った朝活トレードで億を稼ぐ人もいる。

 レバレッジの効果で少額からでも億をめざせるのがFXの魅力。今こそFXに挑戦するべき時期だ!

為替が動く時間は決まっている 1日のトレード時間を決めよう

 FXは24時間動いているだけに、なんとなくトレードしてしまうことが多い。でも勝っている人は、時間にも敏感なのだ。得意な時間帯を見つけよう

「時間に気をつけてチャートを見ていると、特定の時間に上がりやすいといった傾向が見つかる。自分はそれで億を稼いできました」

 そう話すのは、億トレーダーのポンタポンコさん。つい価格ばかり気にしてしまうチャートだが「いつ動いたか」もFXでは大切だ。

 カリスマブロガーの羊飼いさんはこう話す。

「仲値前後は値動きが活発ですが、好きなのは10時頃からのゆるい感じになる時間。欧州勢が入る夕方から流れができることもありますが、欧州時間は苦手なので最近はやりません。米経済指標が発表される21時30分は特に盛り上がるので、予定を入れずに待機する人も多いんです」

 仲値(金融機関が外国為替取引で使用する為替レートの基準となるもの)や日米欧各市場のオープン、経済指標発表など、為替市場が動く時間にははっきりした傾向がある。時間に着目しながらチャートを見ると、FXで勝ちやすくなるはず!

※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」6月号より抜粋、加筆したものです。