34年ぶりの円安相場で、FXの億り人が続出しています!『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門改訂第2版』で紹介している億トレーダーのひとり、Y.Iさんは今年に入ってすでに1億円くらいの利益を上げている強者です。1回で600万円の利益を上げた「神トレード」を紹介します。
取引の根拠はチャートの「左側=過去」に揃っている
「今年は好調で4月半ばまでで1億円弱くらいの利益になっています!」と、さらりと言うのは兼業トレーダーのY.Iさん。2013年にFXを始め、仕事と並行しながらこれまでに5億円以上を稼ぐ強者だ。
会社員でありながら驚異の利益! その秘訣はどこにあるのだろう?
「ポジションを構築する根拠はすべてチャートの『左側』です。右側、つまり未来は予想できませんが、左側=過去を見れば高値・安値(高安)が書いてあります。
今のトレンドは高安を切上げているか、切下げているかで判断できますし、トレンドがどこで上げ止まるか、下げ止まるかの根拠も高安です」
高安がともに切上げていれば上昇トレンド、切下げていれば下降トレンドと判断するのがY.Iさんの基本の型となっている。
「日足の高安で方向感を考え、次に4時間足や1時間足などに時間軸を落としてエントリーしています。日足のトレンドに従ってトレードすれば、エントリーが多少不利なレートでも助かる可能性が高いからです」
日足と1時間足を組み合わせてタイミングを計る
Y.Iさんが大きく稼いだ英ポンド/米ドルでのトレードも、売買の方向を決めたのは日足だった。
「高値を切下げていたため、方向感を売りと判断し、1時間足にチャートを切り替えて『ここを割ったらもっと下げるだろう』という安値に逆指値の売り注文を置きました。
利益確定は日足の安値まで行けばいいなと思いましたが、急落したのでキリ番を目安に利益確定です。このときはユーロ/米ドルや豪ドル/米ドルも売りで取引していました。
米ドル/円? あまり取引しません。ドルストレートのほうがチャートに素直に動くのでやりやすいんです」
高安を意識するクセをつけるとチャートの見方も変わるはずだ。
※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」7月号より抜粋、加筆したものです。