家を精神的負債にしてはいけない
たとえば、子どものためにと家を買って住んでいたとして、大学進学とともに18歳で子どもが家を出たらどうでしょうか。急に家を広く感じ、持て余すような感覚になる人がほとんどかと思います。
もちろん、そこで売却をしろというような話ではなく、そういった転機に、もしかしたら家を替えて人生をさらにアップデートしてもいいのではないかと少し立ち止まって考えてみてほしいのです。大事なことは「もう家買っちゃったから……」と家を重荷に感じないようにすることです。
家は皆さんの人生を豊かにするものでなくてはいけません。持ち家があるせいで身動きが取れなくなるのであれば、それは家ではなく、ただの負債です。ですから、住宅購入後は定期的に家のことを考える時間をつくってほしいと思います。
もちろん、購入のときほど重たく考える必要はありませんが、一度家を買うと皆さんのレベルはかなり上がるので、自分では意識せずともきっと深いところまで考えられる自分がいることに気がつくと思います。