このところ体を動かす機会がメッキリ減ってしまった……気がつけば、肩はゴリゴリ、背中はバキバキ、股関節はコチコチに。そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』(ダイヤモンド社)だ。
本書は、ちょっとした「スキマ時間」で、いつでも、どこでもできる“気持ちい~いストレッチ法”を、マンガでわかりやすく指南。「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体がやわらかくなる秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動指導のトッププロが教える医学的にも正しいストレッチで、「体が硬い」を解消して、柔軟性をとり戻す方法を紹介する。
監修:田畑クリニック院長 田畑尚吾 医師
なぜストレッチが
続かないのか?
ストレッチが続かない最大の理由は「効果がすぐに見えにくい」ことにあります。ストレッチの効果を感じるためには、一定の期間が必要です。
今日熱心に取り組んだからといって、翌朝に柔軟性が上がっているわけではありません。
すぐに結果が出ないから続けられないというのは、筋トレやダイエットにも共通する問題です。しかし、このハードルを乗り越えてストレッチを続けたときの体の変化には、目を見張るものがあります。
体が硬い人と
柔軟性のある人
私は講習会などで、次のようにお話しすることがあります。
「もし魔法を使って、体が硬い人が適度な柔軟性がある人の体と入れ代わることができたとしたら、『こんなにラクなの?』『同じ人間とは思えない』とビックリするはずです」
私たちは自分の体の状態を当たり前のように受け入れていますが、柔軟性を手に入れれば人生観が変わるくらいのインパクトがあります。
柔軟性を手に入れた自分
を想像してみて!
もっとアクティブになったり、仕事の生産性が上がったりする可能性もあるのです。
ストレッチが長続きしない人は、柔軟性を手に入れ、圧倒的にラクになった自分を想像してみてください。
そうすると少しモチベーションを高めることができるはずです。
※本稿は、『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』より一部を抜粋・編集