「胸部の筋肉が柔軟性を欠けば、徐々に背筋が丸まり、肩が前方に突き出た姿勢となり、そのことで深い呼吸が妨げられたり、肩や首、背中上部の故障のリスクが高まる可能性があります」と、米国クリニック「ペダル・フィジカル・セラピー」で理学療法士を務めるケビン・シュミット先生は警鐘を鳴らしています。
理学療法士監修の胸部ストレッチ
では、どうすれば胸の筋肉の張りを抑えることができ、十分な強度を生み出すことができるのでしょうか?
今回はそんな主旨でシュミット先生に、自身が推奨・監修する胸部ストレッチそして上半身に効果的な筋トレメニューを紹介してもらいました。
【1】肩+胸+胸郭のストレッチ
効果的なやり方
1.両足は肩幅に開きます。身体の背後に回した両手を組みましょう。
2.組んだ両手を後ろ向きに伸ばすことで胸が開きます。
3.胸部が天井を向くようなイメージで、顎(あご)は引かずにストレッチしましょう。
回数・時間は?
…ストレッチした姿勢で深呼吸を4~6回、もしくは10~20秒間そのままの姿勢を保ちましょう。