今、就活市場で人気が高いコンサル業界には「ケース面接」と呼ばれる独特の入社試験がある。志望者の問題解決力や地頭力を測る試験だ。新刊『問題解決力を高める 外資系コンサルの入社試験』は、大手コンサルティングファームの入社試験に対して、現役コンサルタントや内定者の解答を集約した前代未聞の1冊だ。本稿では、本書から一部を抜粋・編集して「ケース面接の例題と解答例」を紹介する。
「問題解決の思考力」を測る入社試験
ケース面接はコンサルティングファームの入社試験で必ず出題されるタイプの面接で、「問題解決の思考力」を測るためのものです。
面接官からは、企業や政府・自治体が抱える問題を提示され、あなたはこの問題を解決する打ち手を検討していきます。
コンサルの実務に近い内容の出題も多く、コンサルティングファームによっては直近のプロジェクトをもとに問題を作成しています。
次のケース面接問題に挑戦してみましょう。
【例題】
個人経営のアイスクリーム店の売上向上策を考えてください。
回答のヒント
・ショッピングモールに入るような大手チェーンなどではなく、個人経営のアイスクリーム店がクライアントになっている点に注意しましょう。
・アイスクリームの売上の構成要素を考え、整理してみましょう。
・アイスクリーム店の利用客は、クライアントのお店の何に価値を感じてやってくるのかを考えてみましょう。