アクティビスト(物言う株主)として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントは、米サウスウエスト航空の株式約20億ドル(約3140億円)相当を保有しており、業績の立て直しに向けた改革を進める計画だ。事情に詳しい複数の関係者によると、エリオットはサウスウエスト航空への最大の投資家の一つだという。時価総額166億ドルのサウスウエスト航空の経営に関与したい考えだとみられるが、それ以上の詳細は明らかにされていない。エリオットはハイテク企業などを買収し、経営陣の交代や完全な売却を含む変革を進めることで知られている。最近、同社が投資を増やした企業には通信インフラを保有・運営する不動産投資信託(REIT)の米クラウン・キャッスルや米電力大手NRGエナジー、米タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーなどが含まれ、各社は最終的に最高経営責任者(CEO)が交代した。
エリオット、サウスウエスト航空の有力株主に
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