米アップルは次世代のiPhone(アイフォーン)に搭載されるソフトウエアの詳細もまだ明かしていないが、ウォール街はすでに好調な売れ行きを予想している。それは思ったほど不合理なことではない。
アップルは10日に開幕する年次開発者会議(WWDC)で、次期モバイル向け基本ソフト(OS)に組み込まれる機能強化、および 生成AI(人工知能)をめぐる計画 を明らかにする見通しだ。前者はこのイベントの長年の目標に沿ったものである。後者は時価総額1兆ドル超えの巨大テック企業で唯一、 生成AI戦略の概要を示していない アップルにとって今や必要不可欠となる。