揚げ物を選ぶ際は
「衣」を意識して

 脂質の取り過ぎを防ぐには、外食よりも自炊の数を多くすること。そうすれば、自ずと脂質の摂取量が減ります。自炊なら、調理のときに使う油をオリーブオイルにするかサラダ油にするかなど選べますし、計量して使うことで過剰摂取を抑えられるからです。

 しかし、現代人の食習慣に外食は欠かせません。外食の際には、メニュー選びに気を付けることで、脂質の取り過ぎを抑えることができます。

 そこで重要なポイントが調理法です。揚げ物よりは炒め物。炒め物よりは煮物や蒸し料理というように、油の摂取量が少なくなる調理法のメニューを選びましょう。

 揚げ物が好きな方は、同じ揚げ物でも、衣が分厚いほど吸い込む揚げ油の量が多くなるので、フライよりも天ぷら、天ぷらよりも唐揚げ、唐揚げよりも素揚げの方が油の吸収率が減るので、揚げ物のメニューも厳選し、週に何回など決めて食べると良いでしょう。